不妊治療で知った体外受精のアシステッドハッチング
体外受精時にアシステッドハッチングをするか
不妊治療が進み、体外受精のための採卵を終えて受精させ、受精卵=胚まで育ちました。複数できた胚の中から、グレードが良く、さらに男の子になる可能性が高そうな胚盤胞を選んで、移植の日を待ちました↓
tomihachi.hatenablog.com
移植日の前の診断で、お医者さんから「アシステッドハッチングは行いますか?」と尋ねられました。
アシステッドハッチング??
初めて聞く言葉でした。
説明によると、胚盤胞の周りを覆っている透明帯という膜のようなものに穴をあけ、着床をサポートする手法とのこと。
もともとヒヨコが卵の殻を破って外に出ることを孵化=ハッチングと言い、そこから用いられている単語のようです。
同じように人間の卵(受精卵=胚)も孵化をする、ということで、胚盤胞の場合は透明帯を破って外に出ます。
それがまれにうまくいかない場合があり、医療の力で孵化をアシストするのがアシステッドハッチングです。
アシストハッチング、とも呼ばれています。
アシステッドハッチングのメリット・デメリット
具体的には、レーザーで透明帯に穴を開けます。その時に中が傷つかないのか、それが不安だったのでクリニックに確認したところ、問題ないとのことでした。
その他の懸念点としては、
・アシステッドハッチングは必ず行った方が良いのか?
・追加費用がかかる
ということでした。
アシステッドハッチングは自力で孵化できない場合には行う意味がありますが、自力で孵化できる場合は行う必要はありません。
「私の場合、アシステッドハッチングは必要でしょうか?」
お医者さんに尋ねたところ、何とも言えないという返答。
多くの人は自力で孵化するがたまに孵化できない場合があり、それは移植して結果を見てみないとわからないから、という理由でした。
あなたは体外受精は初めてだしまだ35歳だから、まずハッチングなしで移植してみてうまくいかなければ次回ハッチングを選んでも良いかもね、とも言われました。
体外受精で続く出費。アシステッドハッチングの費用
続いて費用です。私が通っていたクリニックの場合は、アシステッドハッチングに30000円かかりました。
しなくても良いかもしれない追加治療のために30000円払うかどうか迷いましたが…
この1回の体外受精でベストを尽くそう!と思っていたので、念のためアシステッドハッチングをお願いしました。
結果的にアシステッドハッチングが効果的だったのかはわからずじまいですが、この体外受精で妊娠できたので後悔はありません。
不妊治療で知った「アシステッドハッチング」、医療の進歩を知って度々驚いています。